豊かな湧き水に恵まれた「深大寺」!定番コースを岡本数春が紹介!
2020年 11月 05日
こんにちは、岡本数春です。
東京都は都会のイメージが強いものの、歴史ある神社が数多く残っています。
本日は手軽に楽しめる「深大寺」の定番コースを岡本数春が紹介いたします。
緑の中の湧き水と日本文化に触れて、日頃の疲れをリフレッシュしてみませんか。
深大寺とは
深大寺は、奈良時代の733年に水の神「深沙大王」(じんじゃだいおう)を祭る寺として僧侶、満功(まんくう)により建てられました。
「深沙大王」は、あの西遊記で知られる三蔵法師が天竺への旅の際に守護したとされる神です。
850年ごろ天台宗に改宗された後も源氏からの信仰を集め、関東一の寺院として降盛を極めていきます。
室町時代の住職であった長弁(じょうべん)は文才にたけており、その格調高い文言は後世に受け継がれ、織田信長による比叡山焼打ち後の再興の際にも影響を与えるほどでした。
江戸時代以降も五十石の朱印地を与えられるなど、時代をとおして信仰の中心となっています。
岡本数春が定番のコースを紹介!
調布市には27ヶ所の湧き水がありますが、その半数以上が深大寺を中心に点在しており、参道のいたるところで清流のさわやかな音色に心が癒されます。
1.まずは本堂で参拝
深大寺バス停を降りると観光案内所があり「深大寺散策マップ」が入手できますが、開所は10時なのでお急ぎの方は参道入口の観光案内板のマップを撮影するのも良いでしょう。
慶応の大火から免れた境内最古の建物である山門を抜けると、目の前には鎌倉時代に創られた宝冠阿弥陀如来が奉安された本堂が現れます。
あたりには鐘楼、常香楼などいずれも歴史のある建造物がありますが、まずは豊かな湧き水が流れ出る手水舎で身を清めましょう。
本堂周辺は4月から5月の始めに白い花が咲き誇るなんじゃもんじゃの木など、豊かな景観が楽しめます。
深大寺のおみくじは、おみくじの創始者である比叡山の元三大師(がんざんだいし)による古来から伝わるもので、凶の数が多いいのが特徴です。
しかし凶は吉に転ずる力を秘めているとされるゆえ、凶が出てもポジティブにとらえましょう。
2.国宝「釈迦如來像」
本堂で参拝が終わった後は釈迦堂へ向かいましょう。
そこには東日本最古の国宝仏「釈迦如來像」のほか、2001年まで600年間に渡り時を知らせた「梵鐘(ぼんしょう)」などの重要文化財が安置されており、いにしえの文化を堪能することができます。
3. 厄除・長寿・縁結び
本堂に隣接する元三大師堂では、厄除・家内安全・商売繁盛などの護摩祈願を行っています。
西門を抜けそのまま静寂な道を進むと、延命観音が現れます。
ご神体は大石に延命観音が彫られたもので、秋田県の海中から引き揚げられたのち深大寺に奉安され、参拝すれば長寿のご利益があるとされています。
4. 蕎麦どころ
深大寺周辺には20以上の蕎麦店がありますが、その中でも人気の「湧水」に入ります。
特徴は細くても腰と香りがある蕎麦、カラッと揚がった天ぷら、豊富なつまみに、日頃目にしない日本酒の数々。
シメには甘さ控えめの名物そばようかんがお勧めです。
予約のできない超人気店なので、早めの入店が良いでしょう。
5. 再び散策へ
参道を歩き山門前にある「むさし野深大寺窯」で楽焼を楽しみましょう。
素焼きされた皿・湯飲みなどから好きなものを選び、自由に絵付けができます。
焼き上がりまで少し時間があるので再び散策に出ます。
東に向かって数分歩くともう一つの湧き水、不動の滝が現れます。
東京都の名湧水57選の一つで深大寺のパワースポットです。
6. 門前グルメ
散策を楽しみ小腹がすいたらもう一つの楽しみ、門前グルメを堪能しましょう。
まず目にとまるのは「あめや」の玄米粉とそば粉を混ぜて自家製造した蒸しパンです。
中身は高菜・あんこ・キーマカレー・お惣菜の4種類で、深大寺のNo1ファーストフードと言えるでしょう。
岡本数春のまとめ
今回は、岡本数春が深大寺の定番コースを紹介させていただきました。
東京とは思えない緑の中の湧き水と、文化に触れて心に癒しをもとめてみてはいかがでしょうか。
以上、岡本数春でした。
参考:https://www.jindaiji.or.jp/